
毎日のお弁当…暑い時期になるにつれて気になる食中毒。せっかく作ったお弁当、美味しく安心して食べて欲しいですよね。
朝作ったお弁当を、お昼まで持ち歩くことも多いです。特に夏場は気温や湿度が高く、食品が傷みやすいので心配…でも、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
今回は、夏のお弁当で気をつけたい食中毒対策を、わかりやすくまとめました。お弁当で食中毒が起こる理由
お弁当は、作ってすぐ食べる食事と違い、食べるまでに数時間経って食べることが多いですよね。
朝作って、通勤・通学で持ち歩き、昼に食べる。
実は、この間にお弁当の中が温かいままだったり、水分が多かったりすると、菌が増えやすい状態になります。
食中毒を防ぐ基本は、次の3つです。
・菌をつけない
・菌を増やさない
・菌をやっつける
夏のお弁当で特に注意したい原因
夏のお弁当で気をつけたい食中毒の原因についてみてみましょう。
●水分が多いおかず
煮物や和え物、汁気の多いおかずは、時間がたつと水分が出やすくなります。水分が多いと菌が増えやすくなるため、夏場のお弁当では注意が必要です。入れる場合は、汁気をしっかり切ってから詰めましょう。かつお節、すりごま、乾燥わかめなどで水分を吸わせるのも使いやすい方法です。
●手で直接触るおにぎり
おにぎりは手軽ですが、素手で握ると手についている菌がごはんに移ることがあります。特に暑い時期は、ラップを使って握るのがおすすめです。手で直接触らずに作れるだけで、食中毒対策になります。
●加熱が足りない肉・魚・卵
肉、魚、卵は、中心までしっかり火を通すことが大切です。表面だけ焼けていても、中が半生のままだと不安が残ります。唐揚げ、ハンバーグ、卵焼き、焼き魚などは、中心まで火が通っているか確認してから詰めましょう。
●温かいままフタをする
朝は時間がなく、つい温かいままフタをしてしまうこともありますよね。ですが、温かい状態でフタをすると、お弁当箱の中に蒸気がこもります。水滴がつくと傷みやすくなるため、ごはんもおかずも冷ましてからフタをするのが基本です。
お弁当の食中毒対策|朝の準備でできること
ここからは、毎朝のお弁当づくりで取り入れやすい対策を紹介します。

- 作る前に手を洗う
調理前や肉・魚を触った後は、手を洗って清潔に。 - お弁当箱と調理器具を清潔にする
パッキンやすき間も洗い、しっかり乾かして使いましょう。 - おかずは中心まで加熱する
肉・魚・卵、前日の残り物はしっかり火を通します。 - 冷ましてから詰める
熱いままフタをせず、蒸気を逃がしてから詰めましょう。 - 汁気をしっかり切る
水分が残らないようにして、傷みにくくします。 - 保冷剤と保冷バッグを使う
食べるまで、できるだけ涼しい状態を保ちましょう。
夏のお弁当に避けたいおかず
夏場のお弁当では、傷みやすいおかずを避けることも大切です。絶対ではありませんが、暑い日や長時間持ち歩く日は控えた方が安心です。
・半熟卵
・生野菜
・ポテトサラダ
・マヨネーズを多く使ったおかず
・水分の多い煮物
・刺身や生もの
・加熱していないハムやちくわ
・前日の残り物をそのまま詰めたもの
特に、半熟卵や生野菜は見た目がきれいで入れたくなりますが、夏のお弁当では注意が必要です。彩りを足したい時は、加熱したブロッコリー、にんじん、パプリカ、枝豆などをしっかり冷まして入れると使いやすいです。
ごはん・おにぎりの食中毒対策
ごはんはお弁当の中心になることが多いですよね。ごはんを詰める時は、熱いままフタをしないようにしましょう。ごはんから出る蒸気で水分がこもると、傷みやすくなります。
そして、おにぎりにする場合は、ラップを使って握ると安心です。素手で握らないだけでも、菌をつけない対策になります。持ち歩く際は、保冷剤などで保冷しましょう!
持ち歩きは何時間後まで?
「朝作ったお弁当は何時間後まで食べられるのか、気になりますよね。ただ、お弁当が安全に食べられる時間は、季節、気温、持ち運び方、中身、保冷の有無によっても変わります。そのため、「何時間なら絶対に大丈夫」とは言い切れません。
目安としては、夏場はできるだけ涼しい状態で保管し、大体朝からお昼までの間(3〜4時間以内)までに食べ切ることを意識しましょう。
車内、直射日光の当たる場所、冷房のない部屋などに長時間置くのは避けたいところですね。特に車の中は短時間でも温度が上がりやすいため、お弁当の保管場所には向きません。前日の作り置きを入れる時の注意点
前日の作り置きを入れることも多いですよね!作り置きをお弁当に入れる場合は、冷蔵庫で保存し、朝しっかり再加熱してから使いましょう。そのまま詰めるのではなく、中心まで温め直すことが大切です。
再加熱した後は、しっかり冷ましてからお弁当箱へ。温かいままフタをすると水滴がつきやすくなるため、ここも面倒ですが注意が必要ですね。作ってから日数が経っているもの、においが気になるもの、汁気が多いものなどは、無理に入れない方が安心です。
夏のお弁当チェックリスト

朝のお弁当づくりでは、最後にこのポイントだけ確認しておくと安心です。
□ 手を洗ってから作った
□ お弁当箱は清潔でしっかり乾いている
□ 肉・魚・卵は中心まで火を通した
□ 前日の残り物は再加熱した
□ ごはんとおかずは冷ましてから詰めた
□ 汁気をしっかり切った
□ 素手でおにぎりを握っていない
□ 保冷剤を入れた
□ 保冷バッグに入れた
□ 食べるまで涼しい場所に置ける
終わりに|夏のお弁当は“少しの手間”を
いつもお弁当作り本当にお疲れ様です。夏のお弁当づくりは、いつもより少し気を使いますね。
基本的なことですが、手を洗う、しっかり火を通す、冷ましてから詰める、保冷する。これを徹底するだけでも、食中毒のリスクを減らすことにつながります。暑い時期のお弁当は、見た目の華やかさよりも、まずは安全に食べられることが大切です。
無理なく続けられる工夫を取り入れながら、家族にも自分にも安心なお弁当時間にしていきたいですね。
