【冬の防災】乾燥と電気のダブルリスクに注意!冬の火事を防ぐ5つの対策

2025.11.08 10:00 - コメント - By 斉藤 あかり

空気が乾く冬は、肌の乾燥や風邪だけでなく、火事の危険も高まる季節。
実は「冬の火事」は、1年の中で最も多く発生しています。

その理由は──
空気の乾燥、暖房器具の使用、そして見落としがちなコンセントまわりのトラブル。
ちょっとした油断が思わぬ火災につながることもあります。

冬に多い火災の原因と防止策を分かりやすくまとめました。

● 冬に火事が多いのはなぜ?原因は?

冬の火災が増える主な理由は3つ

  • 空気が乾燥している
     湿度が下がると静電気が起きやすく、火花から火が燃え広がることも。
     特に湿度40%を下回ると、紙や布などが燃えやすい状態になります。

  • 暖房器具の使用が増える
     石油ストーブやヒーターの近くに洗濯物を干すと、ほんの少しの距離でも発火の危険。
     冬は暖房と乾燥が重なり、火の取り扱いがよりシビアになります。

  • コンセントや電気配線の劣化・ほこり
     「たこ足配線」「トラッキング現象」など、電気系トラブルによる出火も多発。
     特に冬は電気ストーブ・加湿器・こたつなどの季節家電が一気に稼働するため、負荷が高まります。

● 冬の乾燥による火事を防ぐ5つのチェックポイント        

① コンセントまわりのほこりを掃除する 

「乾燥 火事 対策」で最も重要なのが、ほこり対策です。

差しっぱなしのプラグにほこりがたまると、湿気と混ざってトラッキング火災が発生することがあります。定期的に掃除機や乾いた布で清掃を。

💡 季節家電を使い始める前に、必ずプラグと差込口をチェックしましょう。

② “たこ足配線”をやめる  

延長コードに家電をつなぎすぎると、定格容量(1500Wなど)を超えて発熱・発火の危険があります。使う家電の消費電力を確認し、電力の分散を意識しましょう。

③ 暖房器具の周囲1mには何も置かない  

ヒーターの前に洗濯物を干す、カーテンがストーブに近い──そんな“よくある光景”が最も危険です。燃えやすい物を離し、暖房器具のまわり1mは空けるを徹底しましょう。

④ 加湿で乾燥による火事を防ぐ  

乾燥は火の燃え広がりを助ける要因です。加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして、湿度40〜60%をキープこれは「肌の乾燥」だけでなく、「火事の乾燥対策」としても有効です。

🔸 加湿は「乾燥 火事 対策」と「健康管理」を同時にかなえる冬の基本習慣です。

⑤ 電気毛布・こたつの電源を切る   

就寝時や外出時に電源を入れっぱなしにすると、熱がこもって出火することがあります。
使わないときは必ずスイッチをオフにし、コンセントも抜いておきましょう。

● 家の中で“冬の防災習慣”を整えよう                                                                                

火災を防ぐには、日常の中での意識づけが大切です。

  • 火災警報器の点検をする

  • コンセントや配線の劣化を確認する

  • 消火器・消火スプレーを見える場所に置く

  • 家族で避難経路を話し合っておく


こうした“小さな準備”が、いざというとき大きな安心につながります。

まとめ|「乾燥×電気」が冬の火事の2大リスク                        

冬の火災は、「乾燥」と「電気」の組み合わせで起きるケースがほとんど。毎日の暮らしの中で、ほこり・加湿・電源管理を意識することが、最も効果的な「乾燥 火事 対策」です。今年の冬も、あたたかく、そして安全に。家族と過ごす冬の時間を、安心して守りましょう。

斉藤 あかり

斉藤 あかり

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