冬の土用は、立春を迎える前の大切な調整期間。 昔からこの時期は、体調や気分が揺らぎやすいとされ、 暮らし方にもいくつかの考え方が伝えられてきました。
この記事では、冬の土用の期間と土用期間中にやってはいけないことを、ご紹介します。冬の土用はいつ?【2026年の期間】
2026年の冬の土用期間は、2026年1月17日(土)〜2月3日(火)。
この土用が明けた翌日、2月4日が立春となり、暦の上では春を迎えます。1月後半から2月初めにかけて、なんとなく疲れが抜けない、気分が落ち着かないと感じやすいのも、 季節の切り替わりが影響しているのかもしれません。
土用にやってはいけないこと|昔から伝わる考え方
「土用 やってはいけないこと」として、昔から特に知られているのが土を動かす行為を控えるという考え方です。土用の期間は、土を司る神様「土公神(どくしん)」が地上を支配するとされ、この間は土を掘り返したり動かしたりすることを避けたほうがよい、と考えられてきました。
① 土いじり・庭仕事
土用で最も代表的なのが、土を掘る・動かす作業です。
庭の植え替え
家庭菜園の土起こし
花壇づくり
大きな植木の移動
② 建築・リフォーム・基礎工事
家に関わることでは、次のような行為も「土を動かす」ことにあたると考えられています。
家の基礎工事
増改築
大規模なリフォーム
井戸掘り
③ 引っ越し・大きな環境の変化
土用の時期は、気の流れが不安定になりやすいとされるため、引っ越しや、大きな模様替え、生活環境が大きく変わる決断も、できれば土用明けがよいとされてきました。
ただし、絶対にしてはいけないという意味ではありません。無理を重ねず、余裕を持って行うことが大切とされています。土用でも大丈夫な日がある?「間日(まび)」とは
実は土用の期間中にも、土を動かしてもよいとされる日があります。
それが「間日(まび)」です。
間日は、土公神が地上を離れる日とされ、この日は庭仕事や工事を行っても差し支えないと考えられてきました。
※間日は年や土用ごとに異なるため、工事や作業を予定している場合は事前に確認する人も多いようです。冬の土用におすすめの食べ物
冬の土用は寒さの影響を受けやすい時期です。昔から、食事で体を整え、冷やさないことが大切にされてきました。土用の中でも「未の日(ひつじのひ)」には、「ひ」のつく食べ物や赤い食材を意識するとよいとされています。(2026年の該当日は 1月21日 と 2月2日 )
ヒジキ
ひき肉
ヒラメ
トマト
赤ピーマン
普段の献立に一品取り入れてみましょう。あわせて、湯船に浸かる・夜更かしを控えるなど、体を冷やさない暮らしを意識して過ごしましょう。
冬の土用は、春に向けた準備期間
冬の土用は、寒さのピークと春の始まりの間にある調整の時間。
「土用にやってはいけないこと」は、何かを禁止するためのものではなく、一度立ち止まって整えるための目安として伝えられてきました。1月後半、少し疲れを感じたら、それはペースを落としていいというサインかもしれません。
無理をせず、整えすぎず。冬の土用を、春への準備期間として過ごしてみてくださいね。
