免疫力を高める食習慣|風邪をひかない人が食べているもの《冷え性・乾燥にも》 

2025.11.22 17:00 - コメント - By 斉藤 あかり

寒さや乾燥が厳しくなる季節、「風邪をひいている人が多い中、あの人だけはいつも元気」という方。皆さんのまわりにいませんか?

違いは、日々の“食べ方”や“体の温め方”にあるのかもしれません。免疫力は、体をウイルスや細菌から守るための自然なチカラ。しっかり食べて、体を冷やさず、腸内環境を整える――そんな小さな積み重ねが、風邪をひかない体づくりにつながります。今回は、免疫力を高める食べ物や、冷え性・乾燥にも効果的な食習慣をわかりやすくまとめました。

 免疫力を高める3つの基本ポイント  

免疫力を上げたいときは、まず次の3つを意識してみましょう。

  1. 栄養バランスのとれた食事を意識する

  2. 体を冷やさないようにする

  3. 腸内環境を整える

特別な食材を取り入れるよりも、毎日の食卓を少し工夫することが一番の近道です。

 風邪をひかない人が食べているもの  

いつも元気でいる方は、実は日ごろの食事やちょっとした習慣で、免疫力を落とさない工夫をしているのかもしれません。ここでは、そんな“風邪をひかない人”が食べているかもしれない、免疫力を高める食べ物を紹介します。を紹介します。

① ビタミンCを含む食べ物(風邪予防の定番)  

ウイルスと戦う白血球の働きを助けるビタミンCは、免疫力アップの代表格!体内で作れないため、こまめに摂ることが大切です。

おすすめ食材:みかん、キウイ、柚子などの柑橘類、ブロッコリー、パプリカ、キャベツ

👉 加熱に弱いので、サラダやスムージーなど“生”のまま取り入れるのがおすすめです。

② 良質なたんぱく質(免疫細胞の材料に)  

免疫細胞の主成分はたんぱく質!動物性・植物性をバランスよく摂ることで、抵抗力のある体をつくれます。

おすすめ食材:鶏むね肉、鮭、卵、納豆、豆腐、味噌

消化に優しく、体も温まる鶏むね肉のスープ豆腐鍋は冬にぴったり。

③ 発酵食品(腸を整えて免疫を底上げ)  

腸には免疫細胞の約7割が集中しているといわれています。腸内環境を整えることが、免疫力アップに直結します。

おすすめ食材:ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌、甘酒

朝食にヨーグルト+はちみつ、夜は味噌汁など、1日1回は発酵食品を。

④ β-カロテン・ビタミンA(乾燥から粘膜を守る)  

冬の乾燥で弱りやすい鼻や喉の粘膜。β-カロテンやビタミンAがその防御壁を強くします。

おすすめ食材:にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜

油と一緒にとると吸収率が上がるため、オリーブオイル炒めがおすすめです。

⑤ 体を温める食べ物(冷え性対策に)  

体温が1℃下がると、免疫力は約30%低下するといわれています。「温め食材」を取り入れて、血流を良くしていきましょう。

おすすめ食材:生姜、にんにく、ねぎ、ごぼう、れんこん、里芋などの根菜、シナモン、黒豆

スープやお茶に加えるだけでも、体がぽかぽか温まります。

 冷え・乾燥に負けない冬の食べ方  

朝:白湯やしょうが湯でスタート  

起きたばかりの体は冷えているため、まずは“温める”ことから。白湯やしょうが湯で代謝を上げ、1日を始めましょう。

昼:具だくさん味噌汁で栄養補給  

野菜・たんぱく質・発酵食品を一度に摂れる味噌汁は最強の免疫食。冷えが気になる人は、しょうがや根菜をプラスして。

夜:体を整える「おだやかごはん」

1日の疲れを癒やす夜ごはんは、“整える”意識を大切に。揚げ物やこってり料理よりも、野菜やたんぱく質を中心にした献立で、体の回復と免疫のはたらきをサポートしましょう。

 食事+生活で整える“冬の免疫習慣”    

免疫力を高めるには、食事だけでなく生活リズムも大切です。

  • 6〜7時間の睡眠をしっかりとる

  • 湯船に浸かって体を温める

  • 軽いストレッチや深呼吸で血流を促す

  • 室内の湿度を40〜60%に保つ

「食べる」「温める」「休む」を意識して、冬の不調を遠ざけましょう。

 まとめ  

免疫力を高める食事は、特別なものではなく、日々の食卓の中にあります。ビタミン・たんぱく質・発酵食品をバランスよくとり、体を冷やさない工夫を。

忙しい毎日でも、あたたかいスープや旬の野菜を取り入れるだけで、風邪・冷え・乾燥に強い“冬に負けない体”をつくることができます。
斉藤 あかり

斉藤 あかり

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