稲刈りを終えた田んぼが目立ち始めると、いよいよ新米の季節です。
スーパーのお米売り場に「新米」のシールが並ぶと、つい手に取りたくなりますよね。
今年は、兵庫県生まれの新しいお米「コ・ノ・ホ・シ」にも注目です。
10月中旬ごろからJA直売所で、11月ごろからはスーパーなどでも、今年の新米が並び始める予定です。
地元のお米のことを少し知って、炊き方をほんの少し変えてみる。それだけで、いつものごはんがもう一段おいしくなります。「新米」と呼べるのはいつまで?

実は「新米」の表示には、きちんとしたルールがあります。
玄米:お米が収穫された年の12月31日までに袋詰めされたもの
精米:お米が収穫された年の12月31日までに精米・袋詰めされたもの
つまり「新米」と書けるのは、収穫した年の年末までに精米・包装されたお米だけ。
年が明けてから袋詰めされたものは、同じ年に穫れたお米でも「新米」とは名乗れないんですね。
お米を選ぶときは、袋の裏にある「産年」と「精米時期」をちらっと見てみてください。兵庫県で育っているお米
兵庫県で多く作られているのは、キヌヒカリ、ヒノヒカリ、コシヒカリの3品種です。
地域によって主な品種が分かれていて、姫路を含む播磨ではキヌヒカリとヒノヒカリ、但馬・丹波ではコシヒカリが中心になっています。
キヌヒカリ:白くつやがあり、粘りと硬さのバランスがよいお米
ヒノヒカリ:西日本で広く親しまれている、ほどよい粘りと甘みのあるお米
コシヒカリ:全国でいちばん多く作られている、粘りが強くもちもちしたお米
兵庫生まれの新しいお米「コ・ノ・ホ・シ」
ここ数年、夏の暑さは年々厳しくなっています。
実はお米にとっても暑さは大敵で、気温が高すぎると粒が白く濁るなど、品質が落ちてしまうことがあります。
そこで兵庫県とJAグループ兵庫が、暑さに強く、おいしいお米を目指して開発を始めたのが2016年のこと。
約1万種の候補から選び抜かれ、2025年10月に「コ・ノ・ホ・シ」としてデビューしました。
兵庫の主力品種であるキヌヒカリに代わるお米として育てられていて、夏の暑さや病気に強く、雨が続いても稲が倒れにくいのが特徴です。栽培されているのは播磨・神戸阪神・淡路の3地域。姫路のまわりの田んぼで育ったお米が、地元の食卓に届いています。「コノ」には、身近な自然や、暮らしている兵庫という土地を自分ごととして感じてほしいという想いが、
「ホシ」には、地域や環境、この地球(ホシ)を大切に思う気持ちがこめられています。
名前の由来を知ると、なんだか応援したくなるお米です。コ・ノ・ホ・シは、ほどよい甘みともちもちした食感が特徴です。
今年からはスーパーに加えて、県内のJA直売所でも買えるようになります。販売時期の目安はこちらです。
JA直売所:10月中旬以降
スーパーなどの小売店:11月以降
どちらも予定なので、お店によって前後することがあります。
※本記事はアフィリエイト広告を利用しています
新米をおいしく炊くコツ
新米はみずみずしい分、いつも通りに炊くと少しやわらかくなりがちです。

■ 研ぐのは短く、やさしく
目の細かいザルなどを使い、水を流しながら15秒ほどやさしく研ぎます。最初に触れる水はお米に吸われやすいので、ためずにすぐ流すのがポイント。浄水を使うと、においのない、すっきりしたごはんになります。
ゴシゴシこするとお米が傷つくので、手のひらで軽くなでるくらいで十分です。

■ 研いだら、すぐに水へ
研いだお米をそのまま置いておくと、乾燥して粒が割れやすくなります。水気を軽くきったら、すぐに炊飯器に入れて水に浸しましょう。
■ 水はいつもより少しだけ控えめに
新米は水分を多く含んでいるので、水は炊飯器の目盛りより少し控えめに。目盛りから1〜2mmほど下を目安に炊いてみて、好みの硬さに合わせて次回から調整していくと失敗しにくくなります。
氷水で炊くのもおすすめです。冷たい水からゆっくり温まることで、お米の甘みが引き出されやすくなります。暑さが残る時期に試してみたいひと工夫です。

■ 炊き上がったら、すぐにほぐす
炊けたごはんをそのままにしておくと、重みで下の粒がつぶれたり、水分がこもったりします。炊き上がったら、しゃもじで底からさっくり返すように、粒をつぶさないようやさしくほぐしましょう。ふたを開けた瞬間の湯気と香りも、新米ならではの楽しみです。買ってきた新米の保存方法
お米は、野菜と同じ「生鮮食品」。保存の仕方で、おいしさの続き方が変わります。
■ 米袋から出して保存する
お米の袋には、お店で破れないように小さな穴が開いています。この穴から湿気やにおいが入り、味が落ちる原因に。
買ってきたら、チャック付きの保存袋や密閉容器に移し替えましょう。
■ 置き場所は冷蔵庫の野菜室
お米は暑さと湿気が苦手です。温度が低く安定している冷蔵庫の野菜室が、いちばん落ち着く場所です。
保存容器:チャック付き保存袋、洗って乾かしたペットボトル、密閉できる米びつなど
置き場所:冷蔵庫の野菜室(冷気の吹き出し口の近くは乾燥しやすいので避ける)
保存量:1〜2合ずつ小分けにすると、開け閉めの回数が減り、炊くときも計量いらず
野菜室に入りきらない場合は、シンク下やコンロの近くなど湿気や熱がこもる場所を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に置きましょう。
精米したお米は、時間がたつほど少しずつ風味が落ちていきます。精米から1か月くらいで食べきれる量を目安に買うと、新米のおいしさを最後まで楽しめます。
■ 残ったごはんは冷凍へ
炊きすぎたごはんは、冷蔵庫より冷凍庫へ。温かいうちに1膳分ずつ平たくラップで包み、粗熱がとれたら冷凍します。
食べるときはラップのまま電子レンジで温めればOK。冷凍したごはんも、2週間〜1か月くらいを目安に早めに食べきりましょう。


