【2026年】八十八夜とは?|「新茶」はなぜこの時期なのか

2026.04.12 10:00 - コメント - By 斉藤 あかり

皆さんは、八十八夜って聞いたことはありますか?
春から初夏へと移り変わるこの時期、昔から大切にされてきた“季節の節目”。
知っておくと、日々の暮らしにも少し目を向けて季節を楽しむことができるかもしれません。

 八十八夜とは?  

八十八夜とは、立春から数えて88日目にあたる日のことです。

毎年5月のはじめ頃に訪れ、春から初夏へと切り替わるタイミングとされています。昔の人にとってはとても実用的な目安が八十八夜。霜が降りにくくなり、気温が安定するので、農作業を始めるタイミング。そのため、種まきや茶摘みを始める日としても知られています。

また「八十八」という数字は、末広がりの「八」が重なる縁起の良い数字。そうした意味でも、大切にされてきました。

★2026年の八十八夜はいつ?  

2026年の八十八夜は、5月2日(土)です。

八十八夜といえば「新茶」|なぜ?   

八十八夜といえばやはり新茶です。

■ 新茶の時期はいつ?  

新茶(いわゆる一番茶)は、4月下旬〜5月上旬がピークまさに八十八夜と重なるタイミングです。冬の間にじっくり栄養を蓄えた茶葉は、この時期に一気に芽吹きます。

そのため、

・香りが良い
・苦味が少ない
・旨みが強い

という特徴があり、「一年で一番おいしいお茶」と言われています。

八十八夜のお茶は縁起がいい

昔から、栄養価が高い時期の茶葉であることから「八十八夜に摘んだお茶を飲むと長生きする」といわれてきました。農作物の収穫のスタートを祝う意味も込められて、新茶は特別。

また「八十八」という字は、八+十+八 → 末広がりが重なる縁起の良い数字としても知られています。こういう背景があるので、ただのお茶というよりも日本人にとっては、“季節のごちそう”に近い存在だったりします。

八十八夜に食べるものは?  

実は、お茶以外にもこの時期に食べたいものがあります。

■ よく食べられるもの  

・たけのこ
・初鰹(はつがつお)
・山菜(わらび・ぜんまい など)

この日に絶対食べたいものというわけではないですが、この時期の「旬を迎えたもの」等です。八十八夜は特定の食べ物が決まっている行事ではなく、 「その年の恵みを味わう日」という考え方がベースにあり、季節を感じながら味わってみるのはいかがでしょうか?


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暮らしに取り入れるなら?  

■ 無理なくできるアイディア

① 新茶をひとつ買ってみる
普段のお茶を少しだけ季節のものに変えるだけでOKです。

② おやつ時間を“新茶時間”にする
和菓子やちょっとした甘いものと合わせるだけで、ぐっと季節感が出ます。

③ 食卓に旬を一品だけ足す
たけのこご飯や、軽い山菜の副菜など、無理のない範囲で十分です。

このくらいでも、春は十分楽しめます。

八十八夜を知ると、季節の感じ方が変わる    

忙しい日々の中では、季節の変化はあっという間に過ぎていきます。

でも、こうした節目を一つ知っておくだけで、季節の移り変わりに気づき、暮らしを豊かにしていくことができるかもしれません。大きなことをしなくても、こういう小さな意識が積み重ねで、暮らしに余裕が生まれが楽しくなってくるはずです。ぜひ取り入れてみてくださいね。

斉藤 あかり

斉藤 あかり

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