【冬至っていつ?】冬至の意味と過ごし方。“ん”の付く食べ物で冬をあたたかく|2025年版 

2025.12.03 17:00 - コメント - By 斉藤 あかり

一年のうちで、もっとも昼が短く、夜が長くなる「冬至」。 

古くから季節の節目として大切にされてきた日で、今も暮らしの中で自然と受け継がれている風習がたくさんあります。
今回は、冬至の意味や、昔から親しまれてきた食べ物、過ごし方などをまとめてお届けします。

 冬至とは?  

冬至(とうじ)は、太陽の高さが一年で最も低くなる日日中の時間が最も短く、夜がいちばん長く感じられる日というと、わかりやすいかと思います。

太陽の力が弱まるこの日は、同時に「ここから少しずつ光が戻ってくる日」でもあり、
“再生”や“始まり”の象徴として大切にされてきました。

 2025年の冬至はいつ?   

2025年の冬至は、12月22日(月)です。

冬至は毎年 12月21日か22日に訪れますが、これは“地球の公転速度の変化”が関係しています。地球が太陽のまわりを回るスピードは一定ではなく、わずかに早くなったり遅くなったりします。 そのため、太陽の位置が「もっとも低くなる瞬間(=冬至)」のタイミングが毎年少しずれ、 結果として 日付が21日になったり22日になったりする のです。

 冬至の日の入り・日の出の特徴 

冬至は一年で最も日が短い日ですが、「日の入りが最も早い日」や「日の出が最も遅い日」と一致するわけではありません。

・日の入りが一番早くなるのは冬至より前
・日の出が一番遅くなるのは冬至の少し後

このずれによって、12月に入ると夕方が急に暗く感じられます。 冬至が近づくにつれて、季節の変化を体で強く感じる時期です。

 冬至に食べるもの  

冬至といえば「かぼちゃ」と「ゆず湯」が思い浮かびますよね。どちらも健康を願う意味が込められた、昔ながらの冬の習慣です。

◆ かぼちゃ(なんきん)  

かぼちゃ(なんきん)は保存がきくうえ、ビタミン類も豊富。 冬の栄養源として重宝され、冬至に食べると風邪をひきにくい と言われてきました。また、かぼちゃ(なんきん)のみならず、“ん” のつく食べ物は運を呼ぶ とされ、冬至の日は「ん」のつく食べ物を食べるという風習があります。

◆ ゆず湯  

ゆず湯には、こんな意味があります。

・香りで邪気を払う
・血行を促し体を温める
・“冬至(とうじ)=湯治(とうじ)”の語呂合わせ

湯船にゆずを浮かべるだけでも、いい香りに包まれ、いつものお風呂が季節を楽しむ癒しの空間に。

 冬至の過ごし方  

冬至は、身体を温めながらゆっくり過ごすのにぴったりの日。 ちょっとした風習を取り入れるだけで、冬の長い夜が心地よく感じられます。

① ゆず湯に入ってリセットする 

柚子の香りと温かさは、心と身体をふんわりほぐしてくれます。

② 「ん」のつく食べ物を夕食にひとつ取り入れる 

冬至の日は、“ん”の付く食材を食卓に。いつものメニューに少し加えるだけで、冬至らしい温かさと運がもたらされます。

  • なんきん(かぼちゃ)

  • れんこん

  • にんじん

  • ぎんなん

  • うどん


他にもいろいろありますよね!是非、皆さんも冬至には 「かぼちゃ(なんきん)」「れんこん」「にんじん」「うどん」などを“運盛り”として食べて、運を味方につけましょう!

③ 小さな灯りをともして過ごす 

冬至は「光が戻る始まりの日」。 キャンドルの灯りを眺めながら過ごすと、自然と気持ちも穏やかになりそうです。

 おわりに  

冬至は、ただ昼が短い日というだけでなく、 「太陽が少しずつ戻り始める節目の日」です。 「ん」がつく食べ物やゆず湯など、昔から続く習慣を取り入れて、冬の時間をあたたかく過ごしてみてくださいね。

今回ご紹介したような“季節の暮らしの工夫”を、次回もお届けします

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斉藤 あかり

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