【2025年版】羽毛布団はいつから出す?入れ替えの目安と心地よく眠る工夫  

2025.10.25 17:00 - コメント - By 斉藤 あかり

朝、窓を開けたときに感じる空気の冷たさ。
夜はタオルケット1枚では肩まですっぽり包まっても、少し心もとない──そんな季節になってきました。
実際、寝具メーカーの担当者によると、最低気温が15℃を下回るころから羽毛布団を出す家庭が増えるのだそう。

この記事では、季節や地域ごとの目安に加えて、布団を長持ちさせるケアの方法や、出し入れをスムーズにする収納の工夫をお伝えします。 少しの準備で、秋の夜がぐっと快適になりますよ。

羽毛布団はいつから出す?気温と地域で見る目安  

平均気温15℃が切り替えライン  

羽毛布団を出す目安となるのは、最低気温15℃前後
このくらいになると、毛布やタオルケットだけでは朝方に寒さを感じやすくなります。

2025年、姫路市など関西エリアでは、10月中旬〜11月初旬がちょうど切り替え時期でしょう。
寒がりな方や小さなお子さんがいる家庭は、少し早めに出しておくと安心ですね。

 地域羽毛布団を出す時期の目 備考
 北海道・東北9月下旬〜10月上旬暖房を使う前に早めの切り替えを
関東10月中旬〜11月上旬朝晩の気温差に注意
 関西10月中旬〜11月上旬朝晩の気温差に注意
四国・九州11月上旬〜中旬薄手の羽毛布団からスタートがおすすめ

入れ替え前にしておきたい3つのこと  

① 夏布団はしっかり乾かしてからしまう  

湿気を含んだまま収納すると、カビやニオイの原因に。晴れた日に天日干しまたは布団乾燥機で十分に乾かしましょう。カバー類は洗濯し、収納前に防虫剤と除湿剤を一緒に入れておくと安心です。

② 羽毛布団は“ふっくら回復”させてから使う  

クローゼットから出したばかりの羽毛布団は、ペタンとしていることが多いもの。風通しの良い場所で半日ほど陰干しすると、羽毛が空気を含み、ふっくらとした弾力が戻ります。湿気の多い日は避け、できれば晴れた日の午前中〜昼過ぎが理想です。

③ カバーを季節に合わせて選ぶ 

秋のはじめは、ガーゼやコットン素材のカバーでムレを防ぎ、冬が深まってきたらフランネルやマイクロファイバー素材で保温性を高めましょう。「カバーを変えるだけ」で、体感温度が1〜2℃ほど違うと言われています。

快適な重ね方|毛布は羽毛布団の“中”が正解        

「羽毛布団の上に毛布」派と「中に毛布」派で分かれることがありますが、実は毛布を入れる場所は、羽毛布団の中(体に近い側)が正解です。羽毛布団は空気の層を作って熱を閉じ込める構造なので、内側に毛布を挟むことで保温効率がぐんと上がります。

軽くてあたたかい寝具の組み合わせを意識するだけで、朝までぐっすり眠れるはずです。

羽毛布団を長く使うための収納&ケアポイント  

収納時の注意点  

  • 圧縮袋の長期使用はNG(羽毛が傷む原因に)

  • 通気性のよい不織布カバーに入れ、押入れ上段など湿気の少ない場所へ

  • 年に一度は天日干しやクリーニングでメンテナンス


もし「ふくらみが戻らない」「匂いが気になる」などの変化を感じたら、リフォーム(打ち直し)や買い替えのサインです。

まとめ|秋の夜を、心地よく整える準備を  

秋のはじまりは、服の衣替えと同じように「布団の衣替え」も大切な季節。少しの手間で、夜の過ごしやすさがぐっと変わります。

朝晩の冷え込みを感じたら、それが合図。ふっくらとした羽毛布団にくるまって、季節の移り変わりを感じながら眠る──
そんな時間こそ、一日の疲れを癒すいちばんの贅沢かもしれません。
斉藤 あかり

斉藤 あかり

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