【保存版】ニットのお洗濯どうしてる?|縮ませない・型崩れしない正しいお手入れ方法

2025.11.30 17:00 - コメント - By 斉藤 あかり

お気に入りのニットほど、いつ洗うべきかタイミングに迷いませんか?
私も「クリーニングは高い…」かといって洗濯機洗って縮んだら嫌だな…とこの時期は迷ってしまいます。

でも、実は、いくつかのポイントさえ押さえておけば、家庭でもきれいに洗うことがで切るんです!

今回は、ニットを洗う頻度や素材別の洗い方・干し方まで詳しくご紹介します。

 ニットは毎回洗わなくてもOK?  

冬はインナーを着込んだりしますし、ニットは肌に直接触れる面が少ないため、Tシャツのように毎回洗う必要はありません。ただし、まったく洗わないと汗や皮脂が蓄積して、生地の傷みやニオイの原因になることがあります。

目安としては以下の頻度がおすすめです。

  • 薄手のニット:2〜3回着たら

  • 厚手のニット:4〜5回着たら

  • ウール・カシミヤ:シーズン中に数回+衣替え前に1回


“洗わないほうが良い”というわけではないですが、負担をかけすぎない頻度で洗うことが大切です。

 ニットを洗う前に必ずチェックしたいポイント  

ニットが縮んでしまう原因として、素材に合わない洗い方をしてしまっていることも考えられます。洗う前に、この2つは必ず確認しておきましょう。

● 洗濯表示 

タグを見ると、次の3点が分かります。

  • 手洗いできるか

  • 弱(おしゃれ着)コースで洗えるか

  • 家庭洗い不可(ドライのみ)か


「手洗い」または「弱」のマークがついていれば、自宅で洗えるサインです。迷ったときは手洗いを選ぶと安心です。

● 素材表示

ニットは、素材によって扱い方が変わります。素材を見て、押し洗いにするのか、洗濯機を使っても良いのか判断しましょう。

  • アクリル:縮みにくく、洗濯機で洗えることが多い

  • ウール・カシミヤ:温度差や摩擦に弱く、手洗いが基本

 ニットを縮ませないための基本の洗い方  

ニットを洗うときは擦らず、温度差を作らないことがポイントです。

手洗い(ウール・カシミヤに最適)  

  1. 水に中性洗剤を溶かす(ぬるま湯は縮みの原因になるためNG)

  2. ニットを畳んだまま沈め、軽く押し洗いする

  3. 同じ温度の水で静かにすすぐ

  4. タオルに包んで押しながら水けを取る


もみ洗いは毛玉や縮みの原因になってしまうため、優しく手洗いしましょう。

● 洗濯機(アクリルなど扱いやすい素材)  

  • 裏返して畳んだ状態でネットへ

  • おしゃれ着(弱)コースを選ぶ

  • 脱水は10〜20秒で十分


強い脱水や長時間の回転は型崩れのもとになるので気をつけましょう。

 ニットの型崩れを防ぐコツ 

ニットは濡れている状態がもっともデリケートです。 ここで余計な負荷がかかると伸びや変形の原因に。また、ハンガー干しにすると、肩や首元が伸びてしまいます。 干す時は、「平干し」にしましょう。平干しネットがあると型崩れしにくく、より安心ですよ。

脱水のコツ

  • 脱水は 10〜20秒ほどの短時間 にする

  • 重さがある厚手ニットは、タオルで挟んで軽く押しながら水けを取る

  • ねじって絞るのはNG(繊維を傷め、伸びの原因に)


干し方のコツ

ニットはハンガーにかけると重さで伸びやすくなるため、平干しが基本 です。

  • バスタオルや平干しネットに広げ、形を整える

  • 直射日光を避け、風通しの良い日陰で乾かす

  • 途中で裏返すとムラなく乾き、ふっくら仕上がる


 お気に入りのニットを長く着るための日常ケア 

ニットの傷みや毛玉の原因は、洗濯の時よりも日常で起きる“摩擦”にあります。バッグの肩掛けする部分や、袖口や脇下は毛玉が出やすいです。毛玉取りは、生地を傷めないタイプ(軽く撫でるだけで取れるもの)が安心です。

 まとめ

ニットは少し扱いに気をつけるだけで、驚くほど長持ちします。お気に入りの一枚を来年も気持ちよく着られるように、ぜひ今回の方法を試してみてください。

斉藤 あかり

斉藤 あかり

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