お気に入りのニットほど、いつ洗うべきかタイミングに迷いませんか?
私も「クリーニングは高い…」かといって洗濯機洗って縮んだら嫌だな…とこの時期は迷ってしまいます。
でも、実は、いくつかのポイントさえ押さえておけば、家庭でもきれいに洗うことがで切るんです!
今回は、ニットを洗う頻度や素材別の洗い方・干し方まで詳しくご紹介します。ニットを洗う前に必ずチェックしたいポイント
ニットが縮んでしまう原因として、素材に合わない洗い方をしてしまっていることも考えられます。洗う前に、この2つは必ず確認しておきましょう。

● 洗濯表示
タグを見ると、次の3点が分かります。
手洗いできるか
弱(おしゃれ着)コースで洗えるか
家庭洗い不可(ドライのみ)か
● 素材表示
ニットは、素材によって扱い方が変わります。素材を見て、押し洗いにするのか、洗濯機を使っても良いのか判断しましょう。
アクリル:縮みにくく、洗濯機で洗えることが多い
ウール・カシミヤ:温度差や摩擦に弱く、手洗いが基本
ニットを縮ませないための基本の洗い方
ニットを洗うときは擦らず、温度差を作らないことがポイントです。

● 手洗い(ウール・カシミヤに最適)
水に中性洗剤を溶かす(ぬるま湯は縮みの原因になるためNG)
ニットを畳んだまま沈め、軽く押し洗いする
同じ温度の水で静かにすすぐ
タオルに包んで押しながら水けを取る
● 洗濯機(アクリルなど扱いやすい素材)
裏返して畳んだ状態でネットへ
おしゃれ着(弱)コースを選ぶ
脱水は10〜20秒で十分
ニットの型崩れを防ぐコツ
ニットは濡れている状態がもっともデリケートです。 ここで余計な負荷がかかると伸びや変形の原因に。また、ハンガー干しにすると、肩や首元が伸びてしまいます。 干す時は、「平干し」にしましょう。平干しネットがあると型崩れしにくく、より安心ですよ。
脱水のコツ
脱水は 10〜20秒ほどの短時間 にする
重さがある厚手ニットは、タオルで挟んで軽く押しながら水けを取る
ねじって絞るのはNG(繊維を傷め、伸びの原因に)
干し方のコツ
ニットはハンガーにかけると重さで伸びやすくなるため、平干しが基本 です。
バスタオルや平干しネットに広げ、形を整える
直射日光を避け、風通しの良い日陰で乾かす
途中で裏返すとムラなく乾き、ふっくら仕上がる
お気に入りのニットを長く着るための日常ケア

ニットの傷みや毛玉の原因は、洗濯の時よりも日常で起きる“摩擦”にあります。バッグの肩掛けする部分や、袖口や脇下は毛玉が出やすいです。毛玉取りは、生地を傷めないタイプ(軽く撫でるだけで取れるもの)が安心です。
まとめ
ニットは少し扱いに気をつけるだけで、驚くほど長持ちします。お気に入りの一枚を来年も気持ちよく着られるように、ぜひ今回の方法を試してみてください。

