―― 11月最後の週末から少しずつ、“冬支度”を楽しむ暮らしへ ――
今年も、気づけば街のイルミネーションがきらめく季節。
リビングにツリーを出そうかな、なんて思いながらも、「いつ飾るのがいいんだろう?」と少し迷う方も多いのではないでしょうか。せっかくなら、“慌ただしく出して終わり”ではなく、日々の暮らしに少しずつクリスマスの気配を取り入れていきたいもの。
今回は、11月末から少しずつ楽しむ「飾り始めのスケジュール」と、大人のインテリアに似合うおしゃれな飾り方のヒントをご紹介します。クリスマス飾りはいつから?目安と考え方

アドベント(待降節)に合わせるのが本来のスタイル
もともとクリスマスは、12月25日を迎える4週間前の日曜日から準備を始める「アドベント(待降節)」という習慣があります。2025年の場合、アドベントの始まりは 11月30日(日)。つまり、この前後の週末からツリーを出すと、雰囲気的にもベストタイミングです。
日本では“11月下旬〜12月初旬”が主流
日本では宗教的な習慣よりも、街のイルミネーションや気温の変化を目安に飾る家庭が多く、11月下旬〜12月上旬が人気のスタート時期です。特に、「12月第1週の週末」に家族で飾るという声が多く聞かれます。つまり、「街が光り始めた頃」「家族の予定が合う週末」が、クリスマス飾りの“はじまりの合図”。
“冬支度を楽しむ”おしゃれな飾り始めスケジュール
―― 11月最後の週末から始める、少しずつ育てるクリスマスツリー ――
一気に完成させるよりも、日々の暮らしに合わせて少しずつ増やしていくスタイルが、今の気分。時間の流れを楽しみながらツリーを“育てていく”ことで、クリスマス当日がより特別になります。★ 11月23日〜30日頃:ツリーとライトで“はじまりの灯り”を
まずはツリー本体とライトだけをセット。夜のリビングにほのかな灯りがともると、冬が始まったなと感じられます。オーナメントは控えめにして、自然素材やガラスで“静かな始まり”を演出。
おすすめアイテム
LEDフェアリーライト(電球色)
木製オーナメント・ラタンボール
リネン素材のツリースカート
★ 12月1日〜10日頃:カラーを少しずつ“重ねていく”期間
12月に入ったら、ツリーに少しずつ彩りをプラス。赤やゴールドなど定番カラーを中心に、質感を変えて立体感を出します。この時期は「全体の7割完成」を意識すると、バランスがとりやすいです。
おすすめアイテム
マット×光沢のボールオーナメント
ベルベットリボンやガーランド
アロマキャンドルや香り付きオーナメント
★ 12月11日〜20日頃:“仕上げ”を楽しむラストウィーク
家族や子どもと一緒に“最後のひと飾り”をする時期。トップスターを飾ったり、ツリー下にプレゼントボックスを置いたりして、クリスマス気分を最高潮に。
おすすめアイテム
トップスター(ゴールドまたはアンティーク調)
ラッピングボックス(空箱でもOK)
ファブリックガーランドやフェイクスノー
(例:グリーン×ゴールド×ホワイト)統一感が出て洗練された印象に。
★ 12月25日:ツリーの明かりを囲む夜を

家族やパートナーと過ごすクリスマスの夜。ライトを少し暗くして、温かいドリンクを片手に。この瞬間まで少しずつ準備してきたからこそ、“過程そのもの”が思い出になります。
大人の暮らしに馴染む“おしゃれなクリスマス飾り”アイデア
部屋ごとに“雰囲気を変える”のも楽しい
リビング: ナチュラルウッド×ゴールドで落ち着いた印象に
玄関: 小ぶりのリースやキャンドルで季節感をプラス
ダイニング: テーブル中央にミニツリー+布のランナー


飾りを片付けるタイミングとコツ
片付ける時期の目安
本来は「公現祭(1月6日)」に片付けるのが欧米の習慣ですが、日本では、年内(12月26〜30日頃)にしまう家庭が多め。お正月飾りに切り替える流れも意識して、無理のないタイミングでOKです。
片付け・収納のポイント
まとめ|“いつから”より“どう楽しむか”が大切
飾り始めの目安は、11月下旬から12月上旬ごろ。少しずつオーナメントを増やしていくうちに、ツリーも、気分も、だんだんとクリスマス色に染まっていきます。
大切なのは「いつ飾るか」よりも、「どう楽しむか」。そんな気持ちで迎える冬は、きっといつもよりあたたかく、心に残る季節になるはずです。









