【徹底ガイド】子供の熱中症チェックと対策|受診の目安・頭痛の回復期間まで解説 

2025.07.02 11:36 - コメント - By 斉藤 あかり

こんにちは!ココカラマニカ編集担当の斎藤です!

梅雨が明ける前から気温も湿度も上がり始めるこの時期。

「元気そうに見えるけど、なんだかボーっとしてる?」「頭が痛いって言ってるけど大丈夫?」

そんなふとした気づきが、お子さんの熱中症のサインかもしれません!

この記事では、子どもの熱中症に気づくためのチェックポイント、
病院に行くかどうかの判断基準などはもちろん、毎朝できる予防の工夫まで、まとめてご紹介します。

  子どもが熱中症になりやすいのはなぜ?  

子どもは大人よりも体温調整機能が未熟で、体の表面積に対して体内の水分量が多いため、熱や水分の影響を受けやすいといわれています。

さらに背が低く地面からの照り返しを受けやすいこともあり、実は思っている以上に体が熱をためこみがちです。

  もしかして熱中症?子どもの様子で気をつけたいサイン  

軽度のサイン(自宅で休ませながら様子を見る)

  • 顔が赤く、熱っぽい

  • 少しぐったりしている、元気がない

  • 食欲がない、軽い吐き気

  • 汗が異常に多い or 逆にあまり出ていない

  • 手足の筋肉がピクピク動く

中等度のサイン(水分補給をしても改善しなければ受診を)  

  • 頭痛やめまいを訴える

  • フラフラして立っていられない

  • 水分をとりたがらない

  • 表情がぼんやり、反応が鈍い

重度のサイン(すぐに受診・救急要請が必要)  

  • 呼びかけに反応しない

  • 意識がもうろうとしている

  • 嘔吐を繰り返す

  • 高熱が続く、けいれんがある

   病院に行くべき?受診の目安と判断ポイント    

特に乳幼児は「暑い」「気分が悪い」と訴えられないため、普段との違いを見逃さないことが大切です。
症状対応
軽い頭痛・倦怠感のみ涼しい場所で水分補給しながら様子を見る
水分がとれない、元気がない 早めに小児科を受診する
意識低下、反応が鈍い、嘔吐・けいれんがある迷わず救急要請

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  熱中症の頭痛やだるさは何日くらいで治る?  

軽い熱中症であれば、1日〜3日程度で改善することが多いですが、無理をすると長引いてしまうこともあります。
以下のような状態が続くときは、再受診をおすすめします。

  • 頭痛やだるさが3日以上続く

  • 食欲が戻らない

  • 発熱が治まらない

  • 夜眠れていない、不機嫌が続いている


回復のポイントは、「いつもの調子に戻ってきたかどうか」です!焦らず、しっかりと休ませてあげてください。

  朝の送り出しにプラスしたい、暑さ対策のひと工夫    

毎日がんばって通う子どもたちに、暑さから守る“ちょっとした工夫”を添えてあげませんか?
時間のない朝でもできること、意外とたくさんあります。

朝の「見送りチェック」、してますか?  

ほんの数秒でも大丈夫。
出かける前に、こんな様子をそっと見てみてください。

  • 顔色がいつもより赤くない?

  • ぼーっとしていたり、返事が弱くない?

  • 食欲がない or 朝ごはんをほとんど食べていないな


など、少しでも「ん?」と感じたら、無理はさせず、お休みを検討してみても良いです。

 歩き・自転車通学の場合

  • 帽子は“つば広+首元カバー”が◎
     → 日差しが強くなる朝の時間帯にも安心。

  • 冷たいタオルやハンディファンをランドセルに忍ばせて
     → 信号待ちや休憩時のクールダウンにぴったり。

  • できれば日陰が多いルートを一緒に探してみて
     → 親子で“日陰マップ”を作るのも楽しくておすすめ。

小学生以上の場合

  • 「しんどかったら先生に言っていいからね」と伝えるだけで安心感
     → 我慢してしまう子ほど、事前の声かけが大切です。


  • 「おかえり!」のあとに、ひと声+水分補給のサポートを
     → 汗をかいて帰ってきたら、お茶+塩分補給ゼリーでバランス◎


バス通園・通学の場合

  • バス停での待ち時間が一番の暑さポイント
     → 日陰になる場所をあらかじめチェック。

  • 首元に保冷剤入りのタオルを巻いて出発
     → 制服や服の下に入れるだけでも体感が変わります。

  • バスの中でも水分が取りやすいよう、水筒は取り出しやすく

  まとめ|「おかしいな?」と思ったら、まずは休ませて  

熱中症は、初期なら水分補給と涼しい場所での休息で回復することが多いようですが、タイミングを逃すと重症化するおそれもあります。

特に子ども自身は、不調に気づきにくいからこそ、大人の目と感覚がいちばんの予防策になります!

「ちょっと様子がおかしいな」と思ったら、立ち止まって、休ませてあげてください。

その判断が、子どもの夏を守る力になります。
斉藤 あかり

斉藤 あかり

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