七夕の起源と短冊の色の秘密|意味を知れば、 大人だって楽しめる

2025.06.29 11:30 - コメント - By 斉藤 あかり

ココカラマニカ編集担当の斉藤です。

七夕といえば小さい頃は、短冊に願い事を書いたり、色紙で飾りを作ったりしましたよね!


大人になると、自分の願い事を短冊に書いたりしなくなりますが・・・

ちょっと気になりませんか?


七夕って結局何?ほんとの話?ではないよね?


実がは、私も以前から少し気になっていたので、今回は、七夕の由来や短冊のことについて調べてきました!

  七夕のルーツをたどる:織姫と彦星の物語の背景    

七夕(たなばた)は、7月7日の夜に織姫と彦星が天の川で再会する──そんなロマンチックな物語として知られていますよね。

その起源は、中国の「乞巧奠(きこうでん)」という風習にあるそうです。色糸や道具を供え、夜空に願いを込めたもので、やがて日本に伝わり、宮中行事として発展しました。さらに、日本の神事「棚機津女(たなばたつめ)」の信仰と融合し、現在のような笹飾りや短冊の風習が生まれました。物語の内容とは異なりますが、七夕は「技を磨き、願いを天に届ける日」として、昔から意味のある行事だったのですね!

乞巧奠とは? 

織姫星(こと座のベガ)に裁縫や芸事の上達を祈った中国の女性の祭り。

  陰陽五行説と七夕の深い関係  

七夕で使われる「五色の短冊」は、実は古代中国の自然哲学「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」と関係しているそうです。七夕では、この五行に則って5色の短冊を使い、それぞれの色に意味を持たせて願いを託します。これは単なる子ども騙しや、飾りではなく、自然の力と調和した“祈りの色ということなんですね!

陰陽五行説とは?

万物は「木・火・土・金・水」という五つの要素から成り立つという思想。これらは色・季節・方角・感情にも対応しており、バランスが整うことで心身の調和が保たれると考えられているようです。

  短冊を書く意味とは?大人こそ向き合いたい「願いの言語化」    

短冊に願いを書くという行為は、単なるおまじないではなく、自分の思いを言葉にして可視化するという意味があります。

「どんな未来を望んでいるのか」「今何が大切なのか」など、k文字にすることで、自然と自分の気持ちや方向性が見えてきます。

たとえば──

  • モヤモヤしていた気持ちを整理できる

  • 優先すべきことに気づける

  • 願いを誰かと共有してみる


行事とは関係なく、心の整理によく効くとして知られている習慣に自分のやりたいことや目標、そして嫌だったことをノートに書いて整理するという習慣がありますよね。実際に書き出してみると、 やるべきことの優先順位が見えてきたり、嫌だったことが“思ったほどではなかった”と感じられたりと、心の中のモヤモヤが少しずつクリアになっていくことも。七夕の短冊も、そんな「心の整理」のきっかけになるもの。現代の忙しい大人にこそ必要な“心のメンテナンス”かもしれませんね。

 笹や竹に託す意味:風に揺れる願いのかたち  

短冊を吊るす笹や竹は、成長が早くまっすぐ伸びることから「生命力」「浄化」「魔除け」の象徴とされてきました。

風に揺れることで「願いが空に届く」「神様に音信(おとずれ)として伝わると信じられていたんですね!

 おわりに|七夕は「自分を見つめ直す日」  

短冊の色を選び、願いごとを言葉にして、自然と心を整える──そんな一日があるだけで、いつもの日常が少し優しく変わるかもしれませんよ。

今年の七夕は、自分のためのリラックスする時間をつくってみませんか?

斉藤 あかり

斉藤 あかり

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