新学期は、子どもも親も“疲れやすい”
「学校始まってから気持ちが上がらない」「うちの子、なんだか元気がないかも」
夏休み明けや新学期のスタートは、生活リズムの変化・人間関係・環境のストレスが一気に押し寄せ、親も子どもも“なんとなくしんどい”と感じやすくなります。
これは珍しいことではなく、「学期スタート疲れ」や「新学期うつ」とも呼ばれる状態。今回は、そんな時期に心と体のバランスを保つための「親子でできるメンタルケア」についてご紹介します。なぜ疲れが出やすい?|“学期スタート疲れ”の正体

● 子どもの場合
生活リズムの急な変化(早起き・登校・勉強)
友達や先生との人間関係への不安
新しい課題や宿題へのプレッシャー
● 親の場合
朝の支度や送迎の再開で余裕がなくなる
子どもの体調や気分の浮き沈みに気を取られる
自分の時間が減り、気づけばストレスが蓄積している
親子でできるメンタルケア習慣7選

1|朝の“ひとこと”でスイッチを切り替える
「今日も元気に行ってらっしゃい!」の一言で、安心感とエネルギーを。笑顔で挨拶するとミラーリング効果でお互い気持ちも前向きに落ち着きます。
2|完璧を求めない
「宿題やった?」「忘れ物ない?」ばかりでなく、「帰ってこれたね」「疲れてても頑張ったね」と“できたこと”に目を向けてあげましょう。それは子どもだけではなく、もちろん自分自身にも。
3|子どもの“サイン”に気づく時間をもつ
会話が減った、食欲がない、表情が固い…そんなときは「どうしたの?」ではなく「なんか疲れてる?」と共感から話しかけると、話を引き出しやすくなります。
4|“決まった時間に寝る”を家族ルールに
睡眠不足は情緒不安定の大きな原因に!スマホやテレビは寝る1時間前にはオフ。
5|“お楽しみ”を週末に用意する
大人も子どもも楽しみがあると頑張れたりしますよね?「今週は好きなパン屋さんに行こうね」など、少し先のワクワクを用意すると、それが心の支えになります。
6|親も“ひとり時間”をつくる
少しでも癒される時間を。好きなコーヒー、10分の読書、散歩など、自分の心を整える時間も大切にしましょう。
7|“がんばらなくてもいい日”を設ける
「今日はお惣菜にしよう」「宿題は明日でOK」など、“余白”のある日を意識的につくりましょう。できなかったことで自分を責めたりしないこと。こういう日もあるよね!まあいっか!という気持ちで軽やかな心でいることが、ごきげんに過ごせる秘訣です。
まとめ|心の余白が“親子の安心”をつくる

学期スタートの疲れは、「甘え」や「弱さ」ではありません。むしろ、環境の変化に適応しようとしている証。頑張っている証拠なんです。親ががんばりすぎないことが、子どもにとっての“安心の土台”になります。少しだけ立ち止まって、いつもより心に余白を持ってみませんか?休み休みで、いきましょう。