親と話しておきたい「実家のこれから」|迷わないための会話ネタ&チェックリスト

2025.08.09 09:10 - コメント - By 斉藤 あかり

「この家、将来どうする?」――ふと実家に帰省したとき、そんな疑問が浮かんだことはありませんか?

高齢の親が暮らす“実家”。その未来をどうするか――相続や管理、空き家対策など、元気なうちに話し合っておくことがとても大切です。

この記事では、「実家のこれから」を自然に話しやすくする会話ネタと、親子で一緒に使えるチェックリストをご紹介します。

  なぜ今、「実家のこれから」を話すべきなのか?

「まだ元気だから大丈夫」と思っていても、突然の入院や認知症、介護の開始で話し合いができなくなるケースは少なくありません。また、親が亡くなったあと、実家を巡ってきょうだい同士が揉める原因になることも。

実家に関する問題は、

  •  名義の確認
  •  固定資産税
  •  修繕や維持管理


 相続時の対応 など、複雑な要素が絡みます。

だからこそ、今のうちに親の気持ちを聴きながら話しておくことが何よりの準備になります。

  親と自然に話しやすくなる|会話ネタ3選

 思い出話から入る  

「この家、いつ建てたんだっけ?」とか、「この部屋って昔お兄ちゃんが使ってたよね?」など、過去の出来事や家族の思い出をきっかけにすると、構えずに家の話題に入れます。

 暮らしやすさにフォーカスする

「最近、階段つらくなってない?」、「お風呂寒くない?」など、生活に関する話題からであれば、自然と将来の話に意識が向きやすくなります。今後、親がこの家をどうしていきたいと思っているのかを聞き出すには、とても自然な話の流れに持っていけそうです。

他人の話を引き合いに出す  

「○○さんの家、相続で揉めたらしいよ…」、「“空き家税”って最近ニュースで見たけど、知ってる?」など、直接的に聞きにくいことも、“世間話”として伝えると受け入れやすくなります。

元気なうちに考えないと、突然起こるかもしれないよ!」など、早めの対策が大切であるということを、家族から頭ごなしに言われるよりも、他人の話を引き合いに出すことで、意識してもらえる可能性もあります。

  実家の状態を整理する|チェックリスト  

以下のチェック項目をもとに、実家の状況や家族の認識を整理してみましょう。ぜひ親と一緒に会話する「ツール」として活用してください!
家の名義は誰?(親?祖父母?)
 固定資産税はいくら?
将来的に住み続ける予定か?
建物の築年数は?
修繕履歴・必要な修繕は?

誰が今後、管理する予定?
 空き家になった場合、どうする?
家財や仏壇などの処分について考えているか?
きょうだい間の認識は一致しているか?

  話し合うときのコツ|“押しつけない”が鉄則  

「実家の話なんて、どう切り出せばいいのかわからない…」そんな方も多いはず。でも、少しの工夫で、会話は自然に進みやすくなります。

「どうするつもり?」より「どうしてほしい?」と聞く 

ストレートな質問は、親にとってプレッシャーになることも…。「もしものとき、どうしてほしい?」と親の希望を尊重する聞き方が、話しやすさにつながります。

💬 たとえば:

「お父さんはこの家、将来どうしてほしいと思ってる?」
「もしものときに困らないように、希望があれば教えてほしいな」

無理に結論を出そうとしない 

一度の会話ですべてを決めようとしないのがポイント!むしろ「今日は話のきっかけが持てた」くらいの感覚で十分です。焦らず、急に深い話に持っていこうとせず、少しずつ本音を引き出して行きましょう!

話をしていると、つい「こうしたほうがいい」と言いたくなってしまいますが、親の気持ちや背景を丁寧に聴くことが大切です。

💬 たとえば:

「この家、やっぱり思い入れある?」
「誰かに譲るとしたら、どう感じる?」

“物”であり、“記憶”でもある 

築年数や相続税などの「事務的な要素」も大事ですが、家には家族の思い出や感情がたくさん詰まっています。たとえ売却や解体を検討することになっても、親の気持ちを大切にしながら進めることで、お互いに後悔せず、スッキリと前に進めます。

言いにくいときは「紙に書く」から始めてもOK !

「言葉で伝えるのが照れくさい」「口に出しにくい」と感じるなら、「これ、もしもの時のために記録しとこうと思って」「子どもに残すノートって最近よく聞くし、ちょっとだけ書いてみない?」などとメモや手紙を添えて、チェックリストを渡すのも、話をするきっかけ作りとしては、良いのではないでしょうか?


  まとめ|親が元気な今こそ「実家のこれから」を話そう  

実家について話すことは、親の人生を尊重しながら“これからの暮らし”を一緒に考えること。

「まだ早いかな?」と思っても、早めに話すことが、お互いの安心につながります。気になる方は、まずはこの記事の会話ネタから少しずつ話を始めてみませんか?

斉藤 あかり

斉藤 あかり

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