【2025年】土用の丑の日とは?由来・意味|うなぎが苦手でもOK!丑の日に食べたいおすすめメニューとは?

2025.06.26 08:15 - コメント - By 斉藤 あかり

こんにちは!ココカラマニカ編集担当の斉藤です。

みなさん、うなぎはお好きですか?私はちょっと苦手なんですが、

そろそろ「土用の丑の日」がやってきますね!毎年うなぎを食べる日にしている人も多いのではないでしょうか?

「そもそも土用の丑の日って何?」「なぜうなぎを食べるか?」ご存じですか??

今回は、土用の丑の日の意味や由来、そして、私のように鰻は苦手だから食べられない…という方にも土用の期間におすすめのメニューを紹介しています!

これを知ると、今年はちょっと得した気分で、夏の風物詩を楽しめそうですよ!
ぜひ最後までご覧ください♪

  土用の丑の日とは?意味と由来

「土用」ってなに?  

「土用」とは、季節と季節のあいだのつなぎの期間のことです。
1年には春・夏・秋・冬の4つの季節がありますが、それぞれの季節が終わる少し前に、それぞれ「土用」の期間が設けられています。


つまり、土用は年に4回──

  • 春の土用(春から夏へ)

  • 夏の土用(夏から秋へ)

  • 秋の土用(秋から冬へ)

  • 冬の土用(冬から春へ)
    ──と、すべての季節にあるのです。


この「土用」という言葉は、もともと五行思想(木・火・土・金・水)に由来していて、季節のエネルギーが入れ替わるタイミングを表しています。


特に体調や気分が不安定になりやすい時期とされ、昔から注意が必要とされてきました。

中でも「夏の土用」は、1年のうちで最も暑さが厳しくなる時期と重なるため、体力を消耗しやすく、夏バテや食欲不振などの不調が出やすいことから、もっともよく知られるようになりました。

「丑の日」とは?  

「丑(うし)の日」というのは、昔のカレンダーの数え方に登場する「干支(えと)」の一つです。


干支といえば、十二支(ね・うし・とら・う…)を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はこれ、日にちを数えるときにも使われていたんです。


1日ごとに「子(ね)→丑(うし)→寅(とら)→…」と順番に回っていくため、12日に1回、「丑の日」がやってくる仕組みになっています。


つまり、「土用の丑の日」とは、“季節の変わり目である「土用」の期間にあたる「丑の日」”という意味なんです。


  なぜうなぎを食べるの?江戸時代から続く風習

実は、うなぎを食べる習慣は江戸時代のマーケティング戦略から始まったという説が有力のようです。

平賀源内のアイデアから始まった  

「夏場はうなぎが売れない」と悩んでいたうなぎ屋の相談を受けた、発明家・平賀源内が考えたのが──


“丑の日にうなぎを食べると元気になる”と書いて店頭に貼ること

すると、たちまち話題となり、「土用の丑の日=うなぎ」が定着したと言われています。

うなぎは栄養たっぷりの“夏バテ防止”  

「なんだ、販売するためだけの戦略か」と思った方!ちょっと待ってください!

実は、現代の栄養学的にも、うなぎはビタミンA・B群、D、E、DHA、EPAなどを多く含み、夏バテ予防にぴったりの食材なんです。

ちゃんとこの時期に食べる意味があるんです。本当に元気になる食材なんです!

  2025年の「土用の丑の日」はいつ?  

2025年の土用の期間と季節ごとの丑の日は以下の通りです。

 土用期間土用の丑の日 
 2025年1月17日(金)~2月2日(日) 1月20日(月)、2月1日(土)
 春 2025年4月17日(木)~5月4日(日)4月26日(土)
 2025年 7月19日(土)~8月6日(水)7月19日(土:一の丑)、7月31日(木:二の丑) :一の丑) 
  2025年10月20日(月)~11月6日(木) 10月23日(木)、11月4日(火) 

▶︎スライドしてください▶︎▶︎▶︎

2025年の夏の土用の丑の日は2日間です。

  • 第1の丑の日:7月19日(土)

  • 第2の丑の日(二の丑):7月31日(木)


※年によっては、土用の期間中に「丑の日」が2回あることも。これを「一の丑・二の丑」と呼びます。

 うなぎじゃなくてもOK?「う」のつく食べ物で夏バテ予防!


私のように、「うなぎはちょっと苦手で…」という方も、心配ありません。(実はうなぎが苦手な斉藤・・・)
昔から、「土用の丑の日には“う”のつく食べ物を食べると良い」という風習がありました。


これは、江戸時代に「うなぎ=丑の日」と語呂合わせされたことがきっかけですが、本来は“体力をつける食べ物を選ぶこと”が大切だったのです。


ですから、うなぎが苦手な方や手に入りにくい方の間では、「う」のつく別の食材を食べて元気をつける工夫がされてきました。

では、どんな「う」のつく食べ物があるのでしょうか?

うどん:消化にやさしく、胃腸をいたわる  

暑さで食欲が落ちる夏でも、つるっと食べやすく、胃腸に負担がかかりにくいのが魅力のうどん。冷やしうどんに梅や大葉を添えると、さらに食欲をそそります。

◎ 牛肉(うし):たんぱく質と鉄分でスタミナ補給

赤身の牛肉には、筋肉や血をつくるたんぱく質と鉄分が豊富!疲れやすい時期には、しっかりした主菜でパワーをチャージできます。
特に冷しゃぶや焼き肉は夏にぴったり〜。

◎ 梅干し:クエン酸で疲労回復&抗菌効果も

昔から“食中毒予防”としても重宝されてきた梅干し。クエン酸には疲労回復の効果があり、夏バテ対策にも最適です!おにぎりに入れたり、ドリンクに加えたりとアレンジも豊富です。

このように、「うなぎじゃなきゃダメ!」というわけではありません。

「う」のつく食材で、自分に合った“夏の元気メニュー”をいただきましょう!

その日の体調や食欲に合わせて、「う」のつく栄養豊富な食材を選ぶことで、夏の暑さを乗り越えることができます!

  まとめ|土用の丑の日は“夏の元気チャージ”の合図   

「土用の丑の日」は、季節の変わり目に体調を崩しやすい時期を、栄養のあるものを食べて乗り越えるための知恵から生まれた風習です。

2025年の「土用の丑の日」は、7月19日(土)と7月31日(木)。

うなぎだけでなく、「う」のつく食材で“ちょっと特別な日”を楽しんでみてはいかがでしょうか。
斉藤 あかり

斉藤 あかり

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