あなたは大丈夫?|正しい口腔ケア7つの習慣|今日から始める歯と口の健康法

2025.04.27 07:30 - コメント - By 斉藤 あかり

「毎日きちんと歯を磨いているのに、虫歯ができる」
「年齢とともに歯ぐきが下がってきた…」

こうした悩みの背景には、“正しいと思い込んでいた口腔ケア”の落とし穴があるかもしれません!!!

口腔ケアとは、単に歯を磨くことだけではなく、歯・歯ぐき・舌・唾液・生活習慣すべてを総合的にケアすることなんです!


今回は、現代人が見落としがちな口腔ケアの本質と実践法を調査してきました!

今日からすぐできるケアもありますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね

歯ブラシ選びと磨き方の「盲点」                

歯ブラシの選び方

  • 毛の硬さ:やわらかめ〜ふつう

  • ヘッドの大きさ:小さめ(親指の爪サイズ)

  • 持ち手:グリップ感が良く力が入りすぎないもの


実は、市販されている多くの歯ブラシは「硬すぎる」「大きすぎる」ものが多く、歯ぐきを傷つけたり、奥歯が磨きにくくなる原因になっています。

正しいブラッシング法(スクラビング法)                

  • 歯と歯ぐきの境目に45度で毛先を当てる
  • 小刻みに前後へ動かす(1〜2本ずつ)

  • ゴシゴシ擦らず、軽い力で1本1本を丁寧に


NG例: 強くこする、広い範囲を一気に磨く、歯みがき粉で泡だらけにする

歯間清掃は「ケアの中心」 - 毎日の必須習慣  -

なぜ歯ブラシだけでは足りないのか?                

歯と歯の間(歯間)は、ブラシが届かないプラーク(細菌のかたまり)温存エリアです。
特に虫歯や歯周病の80%以上がこの部分から始まるとされています。

フロス or 歯間ブラシ?使い分けのコツ                

  • フロス:歯が密接している人、若年層におすすめ

  • 歯間ブラシ:隙間がある中高年層、歯周病経験者に最適


習慣化のコツ: お風呂やテレビを見ながら「ながらケア」にすることで、無理なく継続できます。

舌ケアを怠ると「口臭リスク」急上昇                

 舌苔(ぜったい)とは?                        

細菌・食べかす・死んだ細胞が舌の表面にたまったもの。放置すると、強い口臭や味覚障害の原因に!

正しい舌みがきの方法                

  • 毎朝、起床後に行う

  • 舌専用ブラシ or ガーゼを使う

  • 奥から手前へ1回ずつ軽くこする(3回程度)


※ やりすぎると舌を傷つけるので注意!

唾液力があなたの口を守る                

唾液が担う3つの役割                

  1. 食べ物を洗い流す(自浄作用)

  2. 酸性から中性に戻す(再石灰化)

  3. 抗菌成分で細菌の増殖を抑制

唾液を増やす生活習慣                

    • よく噛む(ガムより自然な食事を意識)

    • 水分をこまめに取る(カフェインは逆効果)

    • 唾液腺マッサージを朝晩1分ずつ


    🔎 「唾液腺マッサージ 方法」で検索すると動画付きの解説も多数あります

マウスウォッシュの正しい使い方と落とし穴                

種類の違いを理解しよう                

  • 洗口液(口臭予防・補助的)

  • 液体歯みがき(歯ブラシ前に使う)

  • 医薬品タイプ(殺菌効果が高いが刺激も強い)

よくある間違い

  • すすいで終わり → ✕

  • 口内の汚れを落とす目的で使う → ✕
    正しくは**「あくまで補助」**。主役は歯ブラシとフロスです。

食生活と口腔環境の深い関係                

糖質制限だけでなく「タイミング」も大切                                

  • 間食が多いと再石灰化が追いつかない

  • 夜食は唾液が減って虫歯リスク増


理想は食事の間隔を4〜5時間空けること。
また、野菜・ナッツ・チーズなど、咀嚼力を高める食品を意識的に取り入れましょう。

歯科医院でのプロケア

「自分ではできないこと」を補う

  • スケーリング(歯石除去)

  • PMTC(専門家による機械的クリーニング)

  • 歯ぐきの検査や口腔がんのチェックも可能


歯医者は「問題が起きてから行く場所」ではありません。
1〜2回/年の定期検診で、将来の医療費も抑えられます。

正しい口腔ケアを習慣化できる人ほど、「老後まで自分の歯でしっかり食べられる人生」を歩んでいます。

どれも特別なことではありません。今日から、「ちょっと意識する」ことから始めてみてくださいね。

        

出典:
・日本歯科医師会「正しい歯のみがき方」https://www.jda.or.jp/
厚生労働省「8020運動」
・日本臨床歯周病学会「歯周病と全身疾患の関連」https://www.jacp.net/

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斉藤 あかり

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