春からの不調、それは「5月病」かもしれません
新しい環境、新しい人間関係、新しい生活リズム――4月は何かと変化が多い季節。
その反動が、ふと訪れるのが5月なんですね。なんとなく気分が落ち込んだり、体がだるく感じたりしていませんか?もしかするとそれは、あの「5月病」のサインかもしれません。

「5月病」とは?|正式名称や誰にでも起こりうる理由
実は、皆さんがよく耳にする「5月病」は正式な医学用語ではなく、新生活に適応できず心身に不調が出る状態の通称なんです。実際には、以下のような方に起こりやすい傾向があります。
異動・転勤・引っ越しなど環境が変わった人
進学・入学・クラス替えがあった学生
新年度から忙しく過ごしていた主婦や親世代
新入社員・新社会人
もしかして5月病?|よくある症状チェックリスト
以下の症状が複数当てはまるなら、少し立ち止まるサインかもしれません。チェックしてみましょう!
□ 朝起きるのがつらい、寝ても疲れが取れない
□ 仕事・学校に行きたくない気持ちが強くなる
□ 集中力が続かない、ぼーっとする時間が増えた
□ 食欲が落ちた/逆に食べ過ぎる
□ 気分が沈みがちで、やる気が出ない
□ 不安感やイライラが強まった
□ 頭痛や腹痛など、体調にも不調が出る

なぜ「5月」に起こるの?|主な原因を解説
✅ 環境の変化によるストレス ・・・新しい人間関係や、慣れない仕事・学校生活などがストレスに。
✅ 気温・気圧の変化 ・・・春から初夏にかけての気温差や気圧の変動が、自律神経を乱れさせます。
✅ ゴールデンウィーク後の「燃え尽き」 ・・・長期休みで緊張が解けたあとに、現実へ戻ることで心が重くなりやすくなります。
「5月病かも…」と思ったときのセルフケア方法
🧘♀️ 自律神経を整える生活リズムを意識
・朝起きたら朝日を浴びる
・決まった時間に食事・入浴・就寝
・スマホやSNSの時間を減らす
🏃♂️ 軽い運動を取り入れ
ウォーキングやストレッチ、深呼吸だけでもOK。体を動かすことで気分が変わることもあります。
☕ 自分を責めない・頑張りすぎない
「ちゃんとしなきゃ」と思うほど心は疲れてしまいます。
まずは「今日も起きられた自分、えらい」と小さな達成を認めましょう。それでもつらい時は?|相談先や受診の目安
セルフケアでは改善しない、もしくは日常生活に支障が出ている場合は、早めに医療機関や相談機関を頼ることも大切です。
▶ 受診の目安
2週間以上つらさが続く
食事・睡眠・仕事に大きな影響が出ている
「死にたい」と感じることがある
▶ 相談できる場所
心療内科・精神科
保健所や自治体のメンタルヘルス窓口
職場の産業医やカウンセラー
大学・学校の相談室
「ここから」整えていく心と体のバランス
5月病は、がんばってきた人ほどかかりやすいもの。「自分は弱い」と思わずに、まずは心と体のサインに耳を傾けることから始めてみましょう。
KOKOKARAMANIKAでは、毎日をもっと心地よく過ごすためのヒントを発信しています。今回の記事が、あなたの「ここから」にそっと寄り添えますように。