親が高齢になってきた…今から考える介護とお金のこと  

2025.03.20 10:00 - コメント - By 斉藤 あかり

「親が高齢になってきたけど、介護ってどうすればいいの?」 「親の面倒を見るお金って、どのくらい必要なの?」 そんな疑問を持っている方必見!

こんにちは、花咲です。介護の多くは、突然必要になると言われていますよね。慌てずに対応するために、事前にしっかり準備しておくことが大切。

今回は、介護の基本やお金の問題、事前にできる準備について詳しく解説します。

1. 介護が必要になるのはどんなとき?  

親の介護が必要になるきっかけには、いくつかのパターンがあります。

  • 転倒や骨折をきっかけに体が不自由になったとき
  • 認知症の症状が出始めたとき
  • 食事やトイレのサポートが必要になったとき
  • 一人暮らしが難しくなったと感じたとき

  • こうした変化に気づいたら、できるだけ早めに話し合いをして、今後のことを考えていきましょう。

    2. 介護にはどんな選択肢がある?  

    親の介護には、いくつかの方法があります。

    (1) 在宅介護  

    親が自宅で暮らしながら、家族や訪問介護サービスのサポートを受ける方法です。 

    メリット

  • 住み慣れた環境で過ごせる
    • 家族との時間を大切にできる 


    デメリット

    • 介護する側の負担が大きい

    • 介護度が上がると対応が難しくなる

    (2) 施設介護  

    特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームなどに入居する方法です。 


    メリット


    • 専門のスタッフが24時間体制でサポート
    • 家族の負担を軽減できる


    デメリット


    • 費用がかかる

    • 希望する施設にすぐ入居できるとは限らない

    施設介護の種類  

    特別養護老人ホーム(特養)

    • 公的施設で費用が比較的安い(約5万〜15万円/月)

    • 入居には要介護3以上の認定が必要

    • 入居待ちが長いことが多い


    有料老人ホーム

    • 民間運営で、サービスや設備が充実

    • 介護付き・住宅型・健康型など種類がある

    • 費用は高め(約15万〜30万円/月)

     

    どちらがいいかは、親の希望や家族の状況によって異なります。

    双方に無理のない方法を選びましょう。

    3. 介護にはどのくらいお金がかかる?

    介護の費用は状況によって変わりますが、おおよその目安は以下の通りです。

    介護の種類月額費用の目安
    在宅介護(訪問介護利用)2万〜10万円
    デイサービス利用3万〜15万円
    施設介護(特養)5万〜15万円
    施設介護(有料老人ホーム)15万〜30万円

    また、要介護度が上がると費用も増えていくため、事前の資金計画が大切です。

    4. 介護費用をどう準備する?  

    (1) 公的支援制度を活用する 

    介護には、以下のような公的支援が利用できます。

    • 介護保険制度(自己負担1〜3割)

    • 高額介護サービス費制度(上限額を超えた分が還付)

    • 障害者手当・年金(要件を満たせば支給)

     ▶︎姫路市にもさまざまな制度があります。

    (2) 親の資産を確認する

    • 年金額や貯金をチェック
    • 持ち家の場合、売却を検討





    (3) 家族で分担する

    • 兄弟姉妹で費用を話し合う

    • 親と同居する場合の生活費を調整






    あらかじめ確認しておけば、いざという時も安心です。

    5. 家族で話し合っておこう  

    介護は家族みんなで考えることが大切です。突然の介護に戸惑わないよう、今のうちに話し合っておきましょう。

    親の希望を聞く(できるだけ自宅で暮らしたい?施設も考えている?)

    お金の確認(年金や貯金で足りる?)

    家族の役割を決める(誰がサポートする?)

    緊急時の対応を決める(入院や認知症が進行した場合)

    「まだ先のこと」と思わず、元気なうちから少しずつ準備していくことが大切です。


    まとめ  

    親の介護は、事前に準備しておくことで負担を減らすことができます。

    介護が必要になりそうなタイミングを知る

    在宅介護と施設介護の違いを理解する

    介護にかかるお金の目安を把握する

    家族で話し合い、親の希望を確認する

    今のうちからできることを始めて、親も家族も安心して過ごせるようにしていきましょう。

    あなたの家族は介護の準備ができていますか? この機会に、一度話し合ってみるのもいいかもしれません。


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    斉藤 あかり

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