こんにちは!
関東の方では、11月並みの気温になったりと、寒い日が多いとニュースで目にしますが
ここ姫路地域では、秋晴れが続いていて過ごしやすいですね。
最近、赤穂郡上郡にある障害者支援施設を運営している「愛心福祉会」さんが、
「あいここべーす」という障害児通所型の多機能事業所を上郡町竹万に開設されたようです!
支援の内容は、障害を持った未就学児に保育園のような遊びや学びを提供し、自立支援や機能訓練を進めるとのことです。
施設の見学や送迎の相談なども受け付けているようですので、気になった方は調べてみてください(^^)
さて、今日は買取査定の現場の現実についてお話しします。
ここ最近では、空き家の増加が問題となる中、昭和時代に建てられた住宅の買取査定依頼が増えています。
特に高齢者が一人暮らしをしていたケースでは、物件の状態が悪化しやすく、査定時に現場を訪れると、
庭は草ボーボー、内部は荒れ果てて、残置物やゴミが大量に残されていることが多々あります。
今回は、こうした現場の実情に加えて、空き家がこのような状況に陥らないための対策やヒントについて解説します。
1. 現地査定時に見られる共通の問題
最近の査定依頼で目にすることが多いのは、庭や外構の荒廃です。
かつてはきれいに手入れされていた庭も、長年の放置によって草木が伸び放題となり、雑草に覆われた状態です。
特に高齢の方が一人暮らしをしていた場合、手入れができなくなった結果、自然とこのような状況に陥ることが少なくありません。
また、内部の状態も非常に厳しい場合が多く、家屋自体が経年劣化していることに加え、残置物がそのまま残されているケースもよく見られます。
家具や家電、生活用品などがそのまま放置され、さらにゴミも散乱していることがあります。
このような状態になると、売却前に片付けや清掃が必要となり、査定額にも大きく影響を与えることになります。

2. 空き家が荒れる原因
空き家が荒れてしまう主な原因は、管理不全です。
特に高齢者が一人で暮らしている場合、体力や健康状態の悪化によって家の手入れができなくなり、
外部との接触が減少することで、物件自体が見過ごされることが多くなります。
次に、残置物の放置も大きな問題です。
家主が亡くなった後、相続人が物件を放置したままにすると、家財やゴミがそのまま残り、時間が経つにつれて状態はさらに悪化します。
3. 査定前にできる対策
こうした状況を避け、査定額を高めるためには、いくつかの対策を講じることが重要です。
まず、定期的な管理が最も効果的です。高齢者が一人暮らしをしている場合、家族や近隣の人々が定期的に訪問し、物件の状態を確認することが重要です。
特に、庭の手入れや建物の簡単なメンテナンスを行うことで、大きな劣化を防ぐことができます。
また、相続が発生する前から早めに整理を行うことも効果的です。家主が高齢の場合、余裕を持って生前整理を進めることで、残置物の処分や家財の整理がスムーズに行えます。これにより、相続が発生した際に物件が荒れ果てることを防ぎ、スムーズな売却に繋がります。

4. 買取査定時の準備とポイント
買取査定を依頼する前に、いくつかのポイントを押さえて準備を進めることも大切です。
ただし、物件の市場価値に合わせて、お手入れのコストを考える必要があります。
以下の準備についても、直接の買取や仲介販売においても、不動産業者に事前にご相談することをお勧めします。
① 不要品の整理・処分
査定時に家の中が残置物やゴミで溢れていると、査定額に大きく影響します。
まずは、残っている家具や家電、ゴミを処分し、スッキリとした状態にすることが重要です。業者に依頼して処分を行うこともできますが、できるだけコストを抑えたい場合は、地域の粗大ごみ回収サービスなどを利用するのも良いでしょう。
② 庭や外構の手入れ
庭の雑草や伸び放題の植木を整えることで、物件の印象が大きく変わります。外観がきれいであれば、査定額も上がる可能性があります。自分で手入れが難しい場合は、造園業者に依頼して簡単な整備を行うのも一つの方法です。
③ 簡単な修繕
内部の壁や床が著しく傷んでいる場合、簡単な修繕を行うことで物件の評価が高まることがあります。特に目に見える部分の修繕やクリーニングは、買取業者に好印象を与えるため、検討してみてください。

5. 空き家が荒れないためのヒント
空き家が荒れ果ててしまうことを防ぐためには、早めの対応がカギです。以下のヒントを参考に、空き家を良い状態に保つための対策を行いましょう。
① 生前整理を早めに開始する
高齢者が住んでいる場合、余裕を持って家財の整理を行うことで、後々のトラブルを防ぐことができます。不要なものを少しずつ処分し、必要最低限のものだけを残すことで、残置物の問題を未然に防ぐことができます。
② 空き家管理サービスの活用
特に、遠方に住んでいる家族や相続人が定期的に管理できない場合、プロに任せるのが最善です。特に、草刈りや清掃を定期的に行ってもらうことで、物件の劣化を防ぎます。
③ 定期的な訪問を行う
家族や知人が定期的に物件を訪問し、異変がないかを確認することも大切です。出来れば、1ヶ月に1回の訪問です。
敷地内の除草や建物内部のチェック、窓を開けて換気し、掃除機やクイックルなどで清掃を行って下さい。
夏場は草の伸びる速度が早いため、2週間に1度とこまめな訪問が望ましいです。
あと、水道を止められているケースでは、排水先のトラップの水が蒸散して下水からの臭気や害虫が進入してきます。
定期的に訪問時にトラップの給水を行って下さい。放置される期間が長ければ長いほど、荒れた状態が進行しますので、こまめなチェックが必要です。
台風や地震の際は必ず現地を確認して下さい。それと同時にご近所さんのお声掛けもしておくように心がけて置くと安心です。
なにより一番怖いのはご近所からのクレームです。ご近所のクレームを出さないことが一番の管理の目安になります。

6. まとめ
昭和の空き家の買取査定では、物件が荒れ果てた状態であることが多く、特に高齢者の一人暮らしが背景にある場合は、庭や内部の手入れが行き届かず、残置物やゴミが大量に残されていることがしばしば見られます。
所有者が施設に入って空き家の期間が長くなりそうな場合は、思い切ってお庭の樹木の伐採など、事前の対策が後々功をそうすることとなります。
先々を見据えて、定期的な管理や早めの整理、そしてプロの手を借りることが重要です。
査定時に高い評価を得るためにも、不要品の処分や庭の手入れ、簡単な修繕を行い、物件を良好な状態に保つことを心がけましょう。
また、空き家が荒れないための予防策を講じ、資産価値を守る努力をすることが大切です。