中古戸建て物件査定の実録②

2024.09.25 14:44 - コメント - By 原田 正彦

「姫路市飾東町山田の中古戸建て物件査定 - 線引き前宅地の可能性と課題を探る」

時事ネタ

さて今回は、「姫路市飾東町山田にある中古戸建て物件の査定」についてお話ししたいと思います❗️

この物件は姫路市の北東部に位置し、調整区域内にあるものの、線引き前の宅地と建物なので、どなたでも取得可能という・・・

ちょっと珍しい条件の物件です🏡


また、既存の建物を取り壊さなければ、建て替えの申請も可能というメリットもあります。

とはいえ、実際に現地調査を行ったところ、いくつかの大きな課題が見えてきましたので、詳しくお伝えいたします。

まず、敷地の状態は・・・?

この物件は広い庭を持っていますが、長い間手入れがされていなかったため、庭全体が荒れ果ててしまっています💦

草は背丈ほどの高さまで伸びており、管理が必要な状態です。


ただ、駐車場スペースについては2台分の草刈りが済んでおり、これから手を入れればもっと使いやすくなりそうです❗️

外周の境界ブロックが高さ1800mmもあり、亀裂等も確認されたため、撤去が必要です。

では、建物の状態は・・・?

田園地帯の集落の中の物件で、南側は雛壇で一段下がっており、日当たりは良好です🌞

建物は昭和の建物で、外観からも年数を感じさせます。

目立った屋根の垂れや建物の傾きは確認できませんでしたので、外観はしっかりしているように見えました❗️


しかし❗️外壁にはツタが多く覆っており、長年手入れされていないことが分かります。

また、基礎部分にはシロアリが侵入している可能性があり、構造への影響が気になるところです😱

内部は、生活用品や家具などの残置物が大量に残されており、キッチンやリビングもそのままの状態で、片付けが必要です。

そして、この物件の難点のうちの一つが、進入路の狭さです🛣

道路幅は2メートルほどしかなく、軽自動車であれば通行できますが、ミニバンや大きな車ではアクセスが難しい状況です🤔

特に、大きな荷物の運搬やリフォーム工事、ファミリーカーの出入りを考えると、この狭さは運転の技量に関わらず、大きな課題です。

また、トイレは汲み取り式ということで・・・現代の生活においてはかなり不便です😨


水洗トイレへの変更が必要で、この点はリフォームのコストの面で受け入れにくい条件かもしれません。これらの問題を解決するにはかなりの費用がかかりそうです。基礎部分のシロアリ対策や外壁の修繕、内部の片付けやリフォーム、上下水道の整備まで考慮すると、総合的にかなりの費用がかかる可能性があります。

以上の理由から、今回この物件の買取については、更なる調査と検証が必要となりました。

線引き前宅地という点は非常に魅力的ですが、その他の条件が厳しく、販路が限定されてしまうかもしれません。しかし❗️例えば土地を駐車場や資材置き場として活用するなど、別の用途での活用を考えることもできるかもしれません。また、近隣の土地利用計画の変化によって、将来的な価値が見直される可能性もありますので、興味がある方は現地をよく調査し、長期的な視野で検討されることをお勧めします。

姫路市内で物件の査定や買取についてお悩みの方は、ぜひ旭パワーマネジメントにご相談ください。

お客様のご希望や状況に応じて、丁寧にアドバイスさせていただきます。

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原田 正彦

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